私たちはこれまで「ひとりのニーズからしか生まれない」という実践を大切にしてきました。
人口減少や超少子高齢化社会など時代が変容していくなかで、ともすると、
「ひとりの想い」がおろそかになってくるかもしれません。
私たちは、そうした時代だからこそ、「ひとりの想い」を大切にすることから始まる
福祉実践を展開し、人間の新しい価値観の創造を目指します。
そして、「ひとりの想い」から始まる福祉実践を
これからもあたりまえに存在する「文化」にします。
私たちは、日常をひとつひとつ丁寧に積み上げていく「いちにち」にこだわります。
「いちにち」を地域社会にわたらせる視点に立ち、
「いちにち」「いちにち」で培われるケアやノウハウを活かし、
「ありたい社会」づくりに寄与します。
「ありたい社会」とは何かを問い、仲間と語ることを大切にします。
「おりなす」とは、様々なことを組み合わせて描きだすことを意味します。
私たちは、組織や領域、分野のみならず、福祉や地域を超えた実践をおりなしていきます。
「私」だけではなく、「私たち」でつくる最善のアプローチを常に意識し追求します。
専門的なケアを追求しながら、人間が持つ可能性を信じ、
「福祉を福祉で完結しない」「ないものはつくる」ということを想い、
あらゆる人たちの暮らしを創造していきます。