2018.09.27
活動報告
平成30年北海道胆振東部地震:支援活動のご報告(2)
平成30年北海道胆振東部地震に際して、道内外の皆様とともに取り組んでまいりました支援活動について、9月10日(月)以降の活動をここにご報告いたします。
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9月10日(月)
・厚真町、安平町内の避難所7か所、福祉施設2か所、行政庁舎への訪問
救援物資供給及び専門家ヒアリングの実施
・小樽市内の福祉施設へ昼食炊き出し(約70名分)実施
9月11日(火)
・安平町内の避難所、福祉施設への救援物資供給及び専門家ヒアリング
・災害ボランティアセンターへの訪問、情報共有
・新ひだか町内の連携法人へ備蓄物資の供給
・小樽市内の福祉施設へ昼食炊き出し(約70名分)実施
9月12日(水)
・厚真町内の被災した農家への専門家派遣
・厚真町内で障がい児を対象としたミニデイサービス((社福)HOP開設)の見学、打ち合わせ
・安平町内の避難所、福祉施設訪問及び専門家ヒアリング
・安平町内の避難所1か所にて、(社福)静内ペテカリ、(社福)浦河べてるの家、浦河ひがし町診療所との協働による「肉うどん」130食の炊き出し実施
9月13日(木)
・厚真町内で開催中の障がい児ミニデイへ職員2名派遣
・安平町内の福祉施設へ非常食(60名×2日分)及び衣類の提供
・安平町内への避難所訪問及び専門家ヒアリング
・苫小牧市内にて開催の「北海道胆振東部地震 第一回支援者情報共有会議」(主催:(特非)北海道NPOサポートセンター、(特非)全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD))への出席、資料提供及び活動報告
9月14日(金)
・厚真町内で開催中の障がい児ミニデイへ職員2名派遣
・安平町内の避難所訪問及び専門家ヒアリング
9月15日(土)
・厚真町内で開催中の障がい児ミニデイへ職員2名及び学生ボランティア派遣
9月16日(日)
・厚真町内で開催中の障がい児ミニデイへ職員1名及び学生ボランティア派遣
9月17日(月)
・厚真町内で開催中の障がい児ミニデイへ職員2名及び学生ボランティア派遣
9月21日(金)
・安平町内の避難所訪問及び専門家ヒアリング
9月25日(火)
・厚真町内の保育施設へ救援物資供給(紙皿、紙コップ、プラスチックスプーン、割り箸等)
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上記の被災者支援活動は、道内外の志ある福祉法人の職員の方々の協力なくては実施することが出来ませんでした。
皆様のご厚意に、あらためて感謝申し上げます。
被災地支援に関わり感じたのは、「コミュニティの力」。「自治の力」。
避難生活中の健康管理のため、自分たちで話し合い、早朝のラジオ体操への参加を呼び掛ける町内会。
避難所まで自力で来られない高齢者の自宅へいち早く炊き出しの品を届ける近隣住民の支え合い。
災害に強い、しなやかなコミュニティとは、
やはり、その地域に住む人々自身が担い手となって、活躍できる地域なのでは、と、
自分たちが目指したい地域の姿とその意味を、この活動を通して教えられました。
道内のライフライン及び物流は大方復旧し、私たちの日常は震災発生前と何ら変わりない姿をほぼ取り戻しています。
しかし、震源地付近では、未だ避難指示が解除されず、避難所生活を続けている方もいらっしゃいます。
ひとりひとりに、日常がもどってくるように。
しなやかなコミュニティが持続していくように。
私たちにできる必要な支援を問い続け、実践していきたいと思います。
広報担当:K